浦上立志税理士事務所


〒651-0085
神戸市中央区八幡通3丁目1番14号 サンシポートビル404号
電話  078-272-5535 FAX  078-272-5555
営業 月から金 平日 9時から5時
昭和59年12月 税理士試験5科目(最終)合格
経営革新等支援機関 平成26年5月9日(経済産業省認定)
日本商工会議所簿記検定1級 FP技能士2級(厚生労働省認定)

業務案内・特徴

顧問契約がある場合の記帳代行 法人税 所得税 相続税 消費税など各税目
医療法人の相続 継承を見据えた運営に経験多数あり
関与先数 直接、掌握できる一定数を上限としている
訪問応対は原則、税理士本人
職員は3名体制維持 30年間で採用者6名・退職者3名(うち1名70才直前まで)
毎月、医業・税務と社会保障制度の実務・制度活用の月報を作成(360回超)

自己紹介

居住歴 瀬戸内市・京都市右京区 ・現在は兵庫県在住
立命館大学 産業社会学部卒 真田ゼミ 兵庫県保険医協会事務局勤務の後開業
趣味 水彩画

主な著作

国立情報学研究所 論文情報ナビ登載論文検索「浦上立志」
論文件数76件 (令和2年11月現在)
2000年以前論文 94件 国会図書館デジタルコレクション
以下は共著
平成4年 「医院・医療法人の税務と対策」長征社刊
平成16年 新日本法規 T&Aマスター60号 「遺産分割の税務上の注意点」
平成17年 「新会社法の実務Q&A」 清文社
平成18年 「会社法の法務・会計・税務」清文社
平成21年 「税理士のための相続をめぐる民法と税法の理解」 ぎょうせい

浦上立志のアトリエ

ふじの絵

MESSAGE

追いつめたこと今も悔やむ
かわいげのない奴め。だが、同時に揺るぎない畏敬の感情があった。私より長くその家に居る猫。名をふじ。白地に紅葉色の毛。こどもの私の一撃を悠然と躱し最小限の間合いを退いて、一瞥を返す。猫の分際でえらそうに。畜生め。冬の日中の日差しは、風さえあたらなければ、のたりのたりと温かい。ふじが、わらグロの一角で気持ちよさそうに居眠りをしている。私はそれを見付けて、追い出して陣取る。あいつ、いいところ知ってるな。大丈夫、あいつは、他のいい場所をいくつも知ってるはずだ。私は見て知っている。あれはすごかった。石のように固まって、樹の下に待ち、実をついばみに降りてきた鳥を一瞬のジャンプで食いちぎる。大小の感覚を忘れる。おお、奴はさながら見事な虎だ。この猫は、自分がついぞ、飼われた猫であると自覚したことはなかったのではないか。家人が餌をくれることがあれば食らっただけで、自分がそれを乞う立場にあった訳でもなく、ネズミはおろか飛ぶ鳥でさえ、捕らえて食うことができたのだ。ただ、母の膝の上で、眼を細めることがそれも偶にあっただけである。時が過ぎて、青年となった私がい つものように素振り用の木刀を持っ てくらわした攻めはどういう訳か、こ の猫を納屋の四隅に追いつめた。 意外な展開にふじは最初、逆毛を 立てて、激しくうなり、しばしのにらみ 合いの末、ついに猫なで声を出した。 ああ、まさか、まさかあの猫が。私は、 意外な、脱力感を覚え、逃がした。 あれから、一挙にその猫は衰え、咳き込 んで歩くのを見た記憶がある。しばらくして、 母が遠く離れた河原に遺骸を見つけた。 母は石を積み、弔ったと聞いた。 ずっと心にある。いや、年とともにさらに 思い出す。いま、故郷の河原のそこはコン クリートに覆われている。