尾道の千光寺ロープウェイ入口 9月上旬というのに連日35度を超える猛暑。登りをロープウェイで、降りるのは, 海を見ながら寺々を巡って歩こうと。 ところが、降りる方が膝関節に負担がかかって大変だった。狭い行き交うのも苦 労する細い坂道。数多の映画の舞台と生活のそれとは別だな。
「この世界の片隅で」の広島から呉に嫁いだ絵の上手なすずさん。軍艦製造の海 沿い。坂を登って山に民家が迫る。降るに従って,西瓜を分けた少女の売られた 色町がある。海沿いに軍港の威容が描かれた。僅かに残る戦前の建物,巨大な仏 壇屋ビル。既得権かな,街中は、容積率が大きいな、人口規模の割に。山側には 行く余裕がない。ネットの写真から描いた。
拓郎の「落陽」: 苫小牧発仙台行きフェリー「あのじいさんときたら、わざわざ 見送ってくれたよ、おまけにテープを拾ってね、女の子みたいにさ」。夏から突 然の冬と強風に青さの残る大きな柿の葉の落葉に逢った。お前の見事な潔さをし ばし眺めよう。
室津は懐の深い山から湾に注ぐ水で美味い牡蠣が育つだろう
戦時毒ガス実験場として地図から消された島。戦闘の手段としての一網打尽は 国際法違反。うさぎ700匹の国民休暇村となった。余りの暑さでウサギも息も絶 え絶え。 広島県竹原市 マッサンの古家もあった。
G7広島サミットの鳥居を背景の真空岸田。 白人旅行者の大群。オーバーツーリズムは進駐軍的だな。 17歳の時、14歳 19歳の姉弟と縁戚でもないのに泊めていただいて宮島電鉄で ここに来た。 不器用で乱暴な私が漕いだボートは大鳥居にぶつかった。 宮島は山が深い。「驚異」の汽水域に多様な生物がいるのを知った
昔、こどもの頃,備前や瀬戸内市には,小さな醤油屋という屋号があちこちにあ った。そのうちの一つ。香登の鷹取醤油は改装して,観光コラボになっていた。
日生から小豆島の大部へのフェリーは12月からなくなった。山上公園から眺め ると「なにわ恋しぐれ」の岡千秋の故郷である日生沖の島は見えているのだろう か。赤穂日生駅は無人駅になっていた。
尾道といえば千光寺とロープウエイの入り口からそう思いこんでいた。絵の説明 にも当初、そう書いていたが、待てよ、山頂のあの色鮮やかな千光寺とは趣き、 重厚さが違う。調べてよかった。天寧寺 三重塔の真夏の陰影深い大屋根だった。
何度も描いている郷里の夕景。雲が流れてカントリーエレベーターが白く光る。 見慣れた光景だが光と影でいろんな表情になるのだ。