小説「檸檬」で有名な梶井基次郎の短編に「桜の樹の下には」(著作権切れ あおぞら文庫で読める)。 「桜の樹の下には屍体(したい)が埋まっている! これは信じていいことなんだよ。何故って、桜の花があんなにも見事に咲くなんて信じられないことじゃないか」から始まる。私もそう思う。特に森の奥にいざなう暗がりの階段の入り口に咲くそれを見てハタと思った。 生きていたときの苦悩が、樹の中の導管を伝って、音を立てて吸い上げられていく。 白樺に耳を当ててみたら、水流の激しさが聞こえる。枝の先端に至って、それは蕾みに結実し、遂に美しい花びらとなって、一瞬に咲く。人が見上げてくれたら、ああ、少しは、わかってくれたかと力尽きる。この樹はこの年、台風21号でなくなった。
夏の和菓子三種を買ってきて、余りに美しいので、絵にしようと思い立った。 しかし、すこし描く度、食いたくなって、絵の方が雑になる。かといって、満腹では、その魅力・魔力を感じないだろう。
瀬戸の華というのは民宿の名。浦上一族の宴会も開くこともあった。漁師のお父さんも、邑久高校の先輩だった。
真っ直ぐな道の川重のキリンさん。真っ直ぐな町には、真っ直ぐな人の事務所がある。
高い目線に浮かぶ山城。あそこからは、和歌山が見える。だから、紀淡海峡。
初秋
大浜海水浴場 むかいは深日
ながらく、男子校だった三田学園。今は、男女共学になっている。広大な気持ちのよいキャンパス。
これもウィリアム・メレル・ヴォーリズの作だった。神戸女学院・関西学院・神戸文学館など。
ヴォーリズ建築作品リスト
きんわんと発する。宮城島が並ぶ。道の駅から。卒倒するような暑さだ。 「金武町には、町土(37.76平方キロメートル)の約60%(22.45平方キロメートル)を占める米軍基地があります。広大な土地の接収が、町の振興発展の阻害要因となっているほか、実戦さながらの訓練が教育環境に悪影響を及ぼすなど、さまざまな基地問題を抱えています。このような状況を改善するため、本町では、国、県及び米軍の関係機関等と連携して演習被害の軽減、事件事故の未然防止、基地経済からの脱却を図っています。」と、町のホームページの冒頭にある。
七色の海 ジュゴンが住む。反対運動のテントが常設されている。 国は、沖縄県に対して、自らも対等の私人であるとの詭弁を弄して、本来、行政処分を受けた民間私人が公権力に対して争う行政不服審査法を活用して辺野古埋め立てに着手しつつある。まさに権力の自作自演である。
外海は台風の直撃でなくても、すぐ「とまりん」。那覇から、渡嘉敷 座間味行きは欠航だった。 那覇の夜「ねーねーず」の島唄を聴いた。3人のうち一人は南大東島出身だという。人口1500人にもならない。よくそこから、芸能人になったな。NHK 西郷どんの冒頭歌の里アンナは奄美大島。
島の子は15歳まで。高校がないから 15の春はお別れか 島の人は誰とも知り合いだ いいことか 息苦しいとも言える
砲撃で島の形が変わったと。 「沖縄戦の初期、昭和20年4月16日から21日まで、「六日戦争」と呼ばれる日米の激しい戦闘が島で繰り広げられた。伊江島の戦闘は「沖縄戦の縮図」と言われ、日本軍による強制自決や、米置に捕らえられた住民が日本兵に連行され斬殺されたといった話が多いなかで、住民に親しまれていた軍曹がいた話や、民間人はつまみだされたはずの軍の壕内で島民の遺体が見つかったことも。」とある
外国大使公館の所在以外にも、治外法権地帯はあるのだ 伊江島補助飛行場がそれだ 第二次世界大戦末期、旧日本軍が土地を強制接収してつくった当時東洋一の規模の飛行場は、昭和20年米軍が上陸するとその本拠地に。その平地はいつでも転用できる 朝晩、日本と米国国旗が揚がるそうだ その住所はカリフォルニア イーグルスのホテルカリフォルニアの最後のフレーズが浮かんだ 「いつでもチエックアウトできるが、どこへも行くことはできない」
人口5千人足らず。牛の数の方が多いが保健センターに人口透析センターが村立で設置されている おそらく、食生活の変化と国保財政の保全のための予防重視策だろう
湧出(わじぃー) 伊江島
湧出(わじぃー):伊江島観光協会
最初に海の向こうから米軍に砲撃を受けた島。「木の上の軍隊」。井上ひさし作は、第二次世界大戦で日本が敗戦したことを知らずにいた二人の日本兵戦後2年間、米軍の目を逃れながら樹上生活を送った実話から
湧出(わじぃー):伊江村役場
ここの写真を念のために撮ったら、素人の構図ですねと言いやがった奴がいる。 ま、それはそうですが、簡単に描けるのもいいじゃないですか
木の名を訊いても応えぬ運転手。言われたこと以外はしない したら、損すると思っているのか この会社の雰囲がわかる ま、それも旅の楽しみだ