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安住庵から中村市街

 中村城のある丘の宿、安住庵から、朝日の方角。四万十川から湧く水蒸気が街と山を覆う。一条教房は応仁の乱世を嫌い、京の街を真似て移り、山で大文字焼きまで始めたと言う。

四万十川の朝
朝靄が広大で、人間の作り物はかすむ。高知は工業生産全国最低。でも年に二度米がとれる。鯨がはねる。「播磨屋橋で坊さん簪買うを見た」のその名も純信。実は、寺に出入りの娘に横恋慕した別の坊主が自分の所業をあれは純信だと腹いせに流布したのだと須崎の寺で白状して息を引き取った。「うたのうらばなし」から。
http://www.asahi-net.or.jp/~qx9k-izw/izawacchi.uta2.htm#yosakoi
四万十川 沈下橋
緑のオゾンの真ん中。NHK番組「驚異の汽水域」は、ここで幻の大魚と漁の風景を追い、遂に1.3メートルの赤目を捉えた。大うなぎ、川エビ、青のり、神秘が宿る。沈下橋には、欄干がない。水を想定して極力流されないよう、無抵抗の橋だけがかかる。こういう所を、車が走るコマーシャルよく見るでしょう。
でも、大メーカーと取引した後、単価下げに応じられなくなったらあっさり、捨てられるそうですね。反対物の取り合わせじゃないかと。
ゴールドコーストの浜辺
 これを描いて街を歩くとほとんど同じ構図の油絵が売ってあった。もちろん、私の方が下手だが、サーファーしか入れない荒波と雨上がりの蒸気をかぶりながら、ゴッドファーザーを思わせる杖の老人が、じっと海を眺め続けていた。私にしては、いつになく絵に集中できたのは、その老人に見とれていたからかもしれない
お向かいにあった家
私の家の路を挟んだ向かいにあったきれいなおうち。先日、壊されました。あっけないものですね。建て売り住宅3軒となります。
北伊丹8丁目
この一帯は農地と工場群。航空機の新明和工業は戦争中は川西航空機として「紫電改」なんかを作っていたんですね。古い工場の塀に蔦が絡まり、これが真っ赤に燃えた秋。アスファルトもどこかこけむしているような狭い路上。自転車の荷台の上で描いていると、右の栄養豊富そうな水路から秋なのに蚊が湧いてきて刺されました。赤がもっと、あざやかっだんです。早めに引き上げてしまいました。
保津峡下り
亀岡から嵐山まで。 昔見た、千利休の映画に出てくる川下りは、この風景ではないかと思う。コカコーラなどのけばい看板が出くわしませんし、ここは時空を超えさせてくれますね。でも、はや描きのわたしでも、その場ではかけず。あとで写真で。ちょっと不満。
 
長江にて
三峡を下る舟の朝。劉備玄徳最期の地、白帝城の近く。奥地の乱伐ですでに大河は赤土の混濁で三国志の血の海か、はたまた巨大な地面とともに動くよう。