花隈城跡から県警本部
 信長末期の、別所攻めの拠点の一つ。神戸元町駅北側すぐの小高い花隈城跡の公園の上から。震災後に、まだ丈夫そうだった県警本部を壊して、24階建てのこれに建て替えられた。
24階にはレストランがあり、屋上にはヘリコプターも発着できるらしい。屈強な警官が衛視として立ち番をしている。上で、食事したいが入れてくれませんか?と頼んだら、中の受付に聞けと。見学を申し込んで許可が得られないと入れないとのこと。
関西国際空港
 マレーシア航空のタコのマークがおもしろい。あの向こう側の、大阪府の第三セクターのりんくうゲートタワービルは、開業に650億円かかったが、7%の45億円で平成17年に民間へ払い下げが決まる。第三セクターの会社更生法適用も珍しくなくなった。恐ろしい、無駄使い。この上、年々空港の土地は地盤沈下するし、順番待ちで降りる至近距離に神戸空港が平成18年にはできる。
何を構造改革中なのでしょうか。
大 阪 城
 こどもと一緒に大阪城公園の花見に行ったことがある。恥ずかしがりの親子ですから、大手門側の、人通りの少ない茂みの中で、これを描きました。その後、屋台で一緒に堅い堅い肉の串焼きと焼そばを食べました。小説で聞くフィリピンの闘鶏の御用払いの串はこれより堅いのかな?大阪城の地下には、先の大戦の軍需工場が現存している。この城の石山本願寺以来の変遷は、大阪歴史物語なんですね。
長崎鼻から開聞岳
 本州最南端の長崎鼻から春先の開聞岳。今や日本では珍しい麦畑の畦の整然たる筋目が美しい。遣唐使たちは、この姿を船上から心に刻み、無事帰り着いたときは、歓喜の声をあげたのだろう。この形なら、むべなるかなと。別名薩摩富士。
闘  竜  灘 
 兵庫県の加古川中流。
ここだけは陸路で物資を運んだという岩だらけの鮎釣りの名所。ここの旅館で話をする機会が合った。それまで時間があるので、田んぼの真ん中のショッピングセンターの文具売り場までお世話をおかけして色鉛筆と画用紙を買って来た。
猪名川 彼岸花
 彼岸花は茎がポキンと折れる。学校の帰り道、秋の夕暮れに、これをなで切りして、平家の残党狩りをしたような弱いものいじめをしたような罪悪感を覚えた。
田んぼの畦に赤い花が並ぶ様を見ることは稀になった。畦にこの球根を植えると、毒があるので、ミミズが住まない、そうするとモグラ、ネズミがいなくなる。彼らによって畦に穴が開くと水田の維持が難しくなる。球根は年々増えていく。花は畦の草刈りをして日が当たらないと咲かないそうだ。休耕田だらけでは、咲けないままでいると言うことだ。
野尻湖から妙高山
 これは20代に行った妙高山登山の帰りに連泊して、連日ボートで野尻湖を漕いでまわった時の古い絵です。中心から離れたところにある野尻湖ホテルのロビーに、地元の兄弟らしい子が、アイスクリームをうれしそうに恥ずかしそうに買い求めて、食べていたのをよく覚えている。
庄屋のなまこ壁
 岡山県の西の端の矢掛町。大名たちを泊めた庄屋の建物が並んだ一角がある。
同行者は、早足で過ぎるだけだから、私もつっ立ったまま、ペンで輪郭と色鉛筆でポイントの色だけ付けた。
うだつとなまこ壁が、おもしろい。
緑が丘公園入口
 夏の樹木の勢いには、ほれぼれする。その下の木陰のすがしさと樹上から漏れる光。
 初夏。萌える樹の勢いと匂いが印象的。自然はどの季節も、どの時間帯もそれなりに美しいと思います。
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