昆陽池錦秋 平成14年秋

 平成14年の秋は景色と言うものに関心を持って以来、最もショッキングな秋だった。夏のじりじりした照り付けのほてりが残っていたその直後、一挙に冬かと言うような気温の急降下で街も山もあざやかな緑と赤と黄色の混在した風景に一変したからだ。街のどのアングルを見ても美しい。市民マラソンのランナーやスポーツマンの皇族が心筋梗塞でお亡くなりになる事件が頻発した。まさに、心筋梗塞を起こしそうな錦秋。地球環境の異変を示すものではあるが鮮やかな色とりどりの景色は地球最後の景色と言うわけでもなかろうとは思いつつ。あれで、病医院にはほとんど使わないけど除細動器設置が進んだらしい。