知床峠から国後択捉
          国後・択捉島

 南千島は千島にあらず、歯舞・色丹だけでも、というのが、途中からの日本の北方領土返還交渉についての理屈。一部は理屈があっても、全体としては筋が悪いと思える。その前の、ヤルタ会談での密約による千島放棄とサンフランシスコ条約での対米単独講和がある。
 あれでは、ソ連・ロシアには、話が通じない。江戸時代に遡る原点からの交渉こそ必要ではないか。
日本の相続税法20条の2などには、国後の土地を相続しても、在外資産としての相続税を課税するが、全額を税額控除する扱いだ。国家主権としての課税権が形だけ生きている。