須磨浦公園みどりの塔
 反核税理士の会の旗を持って夏の平和行進に私は半日だけ参加する。全国税労働組合出身の熱心な税理士さんのお世話で平成4年頃から夏の恒例となった。彼は、今年は闘病中。須磨浦公園東端の海に向かうみどりの塔が、今日の出発点。
元学校の先生である参加者が、この塔は、戦前、八紘一宇の塔であったが、戦後、塔の上部を作り替え、台座の回りの能書きも、コンクリートで塗り固めたのだと教えてくれた。戦後64年の風雪とともにコンクリートが劣化し過去の能書きが、亡霊のように浮き出て来ている。なるほど、歴史は繰り返すかと言う皮肉では笑えない。